肩こりを治すのこと、予防することは、どちらも正しい姿勢が重要になってきます。
たしかに整体療法やマッサージなどで、一時的に肩こりが改善されるかもしれませんが、習慣づいた肩こりはそう簡単に治るものではありません。
しかも肩こりが治っても、姿勢が悪い常置。つまり、肩こりになってしまった原因を取り除かなければ、またつらい肩こりが再発してしまいます。
普段の生活の中から改善し、肩こりにならないようにしっかりとした予防法を身につけましょう。
【肩こり予防の立ち方】
腹筋とおしりに若干力が入る感じで、背筋を伸ばしてあごを引き、目線はしっかりと前をみて立ちます。
背筋を伸ばすときき、胸を張り出してしまう人が良くいますが、その体勢では首や肩に負担がかかる悪い例です。
軍人さんがする、いわゆる「気をつけの状態」は良い姿勢とはいえません。
自分が良い姿勢かどうか見極めるには、壁を背に向けて立ちます。
良い姿勢であれば後頭部とおしりが軽く壁に触れる状態になります。
キレイな姿勢で立つときのコツとしては、頭頂部(頭のてっぺん)に糸があるのを想像し、その糸が軽く引っ張られている感覚で立ってみましょう。
背中を丸めた姿勢、お腹を突き出した姿勢も肩や首に負担となりますから、注意して下さい。
【肩こり予防の歩き方】
立っているとき同様に、腹筋とおしりを意識しながら、目線はしっかりと前方へ向けます。
かかとから着地し、つま先で軽く地面を蹴りだす感じでリズムよく歩きます。
肩を動かすように手をしっかりと大きく降ります。
歩くとき、バッグは肩から下げるタイプのものはできるだけ避けて、両手が均等に動かせるようにできるリュックサックタイプのものが最適です。
手さげバックのタイプを使用する場合は、極力片方の腕だけでばかり持たないように、交互に持たせるといいでしょう。
自分にとて歩きやすい靴を選ぶことも歩く上で大切です。
【肩こり予防の座り方】
座るときも、立っているとき同様に背筋を伸ばし、腹筋とおしりに意識して、深く座ります。
机で作業するときは、あまりクビが前のめりにならないようにし、背中が曲がらないようにします。
運転で車に乗るときも座り方は同じように背筋を伸ばし運転します。
ハンドルが胸の高さにくるようにすると、自然と背筋が伸びます。
リクライニングシートは運転中は倒さないようにしましょう。
そして、1から2時間運転をしたら車から降りて休憩し、身体を軽く動かしながら新鮮な空気を吸うといいでしょう。
【肩こり予防の物の持ち方】
肩こりは同じ姿勢を続けたときの筋肉疲労が原因ですから、筋肉を酷使し続けると同様に肩こりがひどくなります。
筋肉が酷使され続けることによって、末しょう神経系に傷を付けてしまったり、コリや痛みが広範囲に広がってします可能性もあります。
重い物を持つときは、一部の筋肉ばかりに力が入ってしまわないように、体全体を使って持ち上げるようにしましょう。膝をまげてかがんでから荷物を持ちましょう。
重い物を持つことを避けるなどして、肩こりが重い時は臨機応変に対応しましょう。